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健康保険と漢方薬

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01 /27 2007
最近、「漢方薬は健康保険が使えます」とテレビCMに流れることがあります。

実は、最近始まったことではなく、昭和51年に漢方エキス製剤146処方が既に使えるようになっていたのです。
生薬(漢方薬の材料)は国民皆保険になった昭和36年にかなりのものが使えるようになっていました。

どうしてあまり広まらなかったかというと、処方できる医師があまりいなかったこと、効果の確実性にかけること、利益率が低かったことなどが考えられます。

そもそも、健康保険制度自体が国民にとって良くわからないシステムで、どちらかというと医療関係者のためのシステムと考えても過言ではないかも知れません。

まず、健康保険で医療を受ける際には、健康保険適用医療機関で健康保険医師に診察を受けて、治療に必要な薬剤を、治療に必要な量のみ保険で購入できます。
例えば3割負担なら、皆さんが負担しなかった7割は医療機関が保険請求して医療収入としている制度です。

つまり、薬局で保険証を提示しただけでは薬を保険で購入できません。
医療機関が発行した正規の処方箋が必要です。

そういえば先日、東京巣鴨の漢方薬局が摘発されましたが、医師にしか発行不可能な処方箋を、薬局で勝手に作成して保険請求していましたようです。
しかも、調剤を薬剤師でない人が行っていたことも問題となりました。
(次回、薬剤師について書きますのでこの件に関しては、これぐらいにしておきます。)

本論に戻りまして、漢方薬はすべてのものが保険では使えませんが、一部の処方は可能です。

しかし、材料である生薬は植物、動物、鉱物が使われますが、特に動物生薬といわれるものは、ほとんど保険適用となっていません。

また、処方を組み立てる医師が漢方を知っているかが大きなポイントとなります。

漢方は見立てで決まることが多く、処方構成をよく理解していなければなりません。

効能書きだけで選んでも、思った効き目が出ないことも多いのです。

現状で、漢方の性質を良く知って使っているのは、一部の医師と漢方専門の薬局であるように思います。(例外はありますが・・・)


以上を総合すると、漢方は決して保険にこだわる必要はなく、保険で出してもらえるところでは、ありがたくいただき、思った効果がない場合は保険にこだわらずにやってみるのも方法のひとつだと思います。
とても良い漢方と出会えることも多いでしょう。

ちゃんとした技術があるところは、保険にこだわっていないのがこの漢方という世界だと思います。

今回は大変書きにくい内容でしたので、堅苦しい文章になってしまいました。
すみません。



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akafd

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